ArtBranding
七窯社
創業の想いを「価値」へ。EC強化と組織の成長を促すトータル・リブランディング
概要
美濃焼タイルメーカーが展開するアクセサリーブランド「七窯社」。ECサイトでの販売強化とPR施策のご相談をきっかけに、ブランドの根幹を整えるリブランディングから、Webサイト・ECサイトのフルリニューアル、LINE活用を含むCRM設計まで、約7ヶ月間にわたり伴走支援いたしました。
期間
2025年5月〜12月
体制
七窯社クリエイティブチームを結成し、社内外で協力して対応
背景
2013年のスタート以来、長年にわたりやきものアクセサリー「七窯社」を展開していましたが、各デザイナーの想いや個性を尊重・優先する過程で、次第にブランド全体としての軸に「ズレ」が生じ始めていました。こうした課題を解消し、今後さらに自社ECサイトでの販売に注力していくためには、社内の視点だけではなく、客観的な視点を持つプロフェッショナルの力が必要と判断。根本的なブランドの再構築とEC強化を図るために社外のブランディング専門家を登用する運びに。
担当
Creative Director : 栂瀬 雅月
Art Director : 宮本 未来(トリプルエム)
Photographer : ソガリエ
Model / PR / Styling : 小宮 明子(種と芽)
Hair & Make up : 三輪 昌子
Client : 鈴研.陶業
制作物
ブランディングディレクション・ウェブサイト・ECサイト・LINE企画運用立ち上げ
成果
- ブランドコンセプト策定・リブランディング
- 公式Webサイト・ECサイト リニューアル
- 公式LINEアカウント設計・運用支援(診断コンテンツ導入)
- プレスリリース配信・メディアリレーション支援
- EC成果:売上約2.2倍・注文件数約3.8倍(9月比)、新規購入者比率88%(半月で月間目標180%達成)
詳しい内容はnoteに掲載:
成果を生んだ設計と思考
1. ブランドは「作る」のではなく、判断基準を揃える
新しい世界観を上書きするのではなく、創業以来積み重ねてきた歴史・技術・想いを言語化し、「何を良しとするか」という判断基準をチーム全体で共有。これにより、クリエイティブも施策も“迷わず決められる状態”を設計しました。
2. 施策を点で終わらせず、体験として線でつなぐ
Web・EC・LINE・SNS・実店舗といった点在する接点を、「理解 → 共感 → 選択 → 購入」という一つのストーリーとして再設計。特に“買う前に理解する時間”を意図的につくることで、納得感のある購買体験を実現しました。
3. 成果が続くよう、つくり手を育てる
外部が作って終わりではなく、社内で再現・運用できる体制づくりまでを支援。撮影技術のレクチャーやトーン設計を通じて、ブランドの世界観を自走して維持・更新できる組織へと移行しました。
4. 売上以上の成果は「意思決定の速さ」に現れる
売上2.2倍・注文件数3.8倍という数字以上に大きかったのは、「次の一手を社内で即断できるようになったこと」。ブランドの軸が揃うことで、施策が自然と連動し始めました。
クライアント様からのお声

七窯社さま
最初はEC強化の相談から始まりましたが、トガセさんの『強制せずにうまくお膳立てをして導く』リーダーシップのおかげで、私が細かく指示せずとも社員が自発的に動き、チーム全体の能力が引き上げられました。リニューアル後のホームページでは、長年大切にしてきた『ものづくりへの想い』が真っ先に伝わる構成となり、バラバラになりがちだったクリエイティブも統一され、ブランドとしての世界観が確立されました。LINEを通じてお客様からの喜びの声も直接届くようになり、過剰すぎず過小すぎない、私たちにとって本当に『ちょうどよい』ブランディングが実現できたと実感しています